【開催趣旨】
大都市への人口や機能の一極集中は大都市および地方都市の双方に弊害をもたらすため,これを是正することが喫緊の課題である.地方都市は産業ならびに居住の場であるとともに多様な生態系サービスの供給の場であり,重要な機能を有している.これらの機能を健全に発揮させるとともに,さらなる向上を目指すことで,分散型社会が実現するといえる.地方都市が有する機能には農業を中心とした一次産業が大きく貢献していることから,人口減少下においても効率的な食料生産を可能にする営農技術の確立,気象災害の激甚化に適用しうる食料生産基盤の整備,地域資源を活用する自立分散型の農村の構築,土地利用の最適化などに向けた取り組みが今後益々重要になる.
本シンポジウムは,地域総合農学の視点から,人口10万人規模の地方都市の第一次産業の多様な貢献について紹介するとともに現場での課題などを取り上げ,健全な地方都市と持続可能な国土の未来を考える機会として開催する.
【主催者】日本学術会議農学委員会地域総合農学分科会
【後援】日本農業経済学会,公益社団法人農業農村工学会,日本生物環境工学会(予定),農村計画学会(予定),日本農業工学会(予定),日本農業気象学会(予定)
【開催日時】令和8年(2026年)1月8日(木)13:00 ~15:20
【開催場所】オンライン
【プログラム】
13:00 開会挨拶・趣旨説明 『本シンポジウムの狙い:「人口10万人地方自治体における一次産業の多様な貢献」とは』
仁科 弘重(愛媛大学学長,日本学術会議連携会員)
13:20 『地方都市周辺における農の保全に向けた土地利用制度・農地制度の課題』
武山 絵美(京都大学大学院地球環境学堂/農学研究科教授,日本学術会議連携会員)
弓削 こずえ(佐賀大学農学部教授,日本学術会議連携会員)
13:45 『農が都市にもたらす生態系サービス』
大黒 俊哉(日本学術会議連携会員/東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
14:10 『地方都市周辺での効率的な農業を目指す農環境センシング技術』
本間 香貴(日本学術会議連携会員/東北大学大学院農学研究科教授)
14:35 コメント・参加者からの質疑応答
15:10 閉会挨拶:後藤 英司(千葉大学大学院園芸学研究院教授,日本学術会議第二部会員)
司会:弓削 こずえ
【参加対象】参加費無料.どなたでもご参加いただけます.
【定員】100名(事前登録制,先着順)
【申込み方法】事前登録制(登録締切:1月5日(月))
以下のページのリンク先よりお申込み下さい。
https://forms.gle/SNfFqEKR2eeGjuuU7
申し込みいただいた方には、開催日までに視聴用URLをメールでご案内します。
【問い合わせ】chiiki.sg.symposium2025(a)gmail.com ※(a)を@にしてお送りください。
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